大人のそろばん初心者が上達する7つのコツと練習法

大人のそろばん初心者でも効果的に上達できる理由

「大人になってからそろばんを始めても意味があるのかしら？」

当教室には、このような不安を抱えながらも、脳トレや認知症予防のためにそろばんを始めたいとお問い合わせくださる方が増えています。結論からお伝えすると、大人からそろばん学習を始めても十分に効果があります。

そろばんは「子どもの習い事」というイメージが強いかもしれませんが、大人が始めることで右脳が鍛えられ、情報処理能力や判断力、創造力の向上につながります。特に珠算式暗算を習得することで、脳の活性化が促進されるのです。

当教室の生徒さんからも「ちょっとした物忘れが減った」「先のことを予測して行動できるようになった」「視野が広くなった」といった声をいただいています。
では、大人のそろばん初心者が効果的に上達するためのコツと練習法をご紹介していきましょう。

 

大人のそろばん初心者が上達する7つのコツ

大人からそろばんを始める方が着実に上達するためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。当教室の指導経験から、特に効果的な7つのコツをお伝えします。

1. 基本姿勢と指使いを最初に徹底する

そろばん上達の基礎となるのが、正しい姿勢と指使いです。初心者の方がつまずきやすいポイントでもあります。

正しい姿勢とは、背筋を伸ばし、そろばんと目の距離を30cm程度に保ち、そろばんに対して真正面に座ることです。指使いについては、親指と人差し指の2本を基本とし、特に親指は下玉を、人差し指は上玉を操作するように習慣づけましょう。

 

当教室では、最初の数回のレッスンで徹底的に姿勢と指使いを指導しています。基本が身につくと、その後の上達スピードが格段に早くなるからです。

2. 毎日短時間でも練習する習慣をつける

そろばん上達の秘訣は、量より質と継続性です。1日に長時間練習するよりも、毎日10〜15分でも継続して練習する方が効果的です。

 

特に大人の場合、忙しい日常の中で無理なく続けられる時間設定が重要です。朝の時間や通勤電車の中、寝る前のリラックスタイムなど、ご自身の生活リズムに合わせて「そろばんタイム」を設定してみてください。

継続は力なり。当教室の60代の生徒さんは、毎朝の習慣として10分間のそろばん練習を1年続けた結果、珠算3級に合格されました。

3. 視覚的イメージトレーニングを取り入れる

そろばんの上達には、珠のイメージを頭の中に描く能力が重要です。これが「珠算式暗算」の基礎となります。

実際のそろばんを見ながら、目を閉じて同じ状態を頭の中に思い浮かべる練習をしてみましょう。最初は簡単な数字から始め、徐々に複雑な数字や計算に挑戦していきます。

このトレーニングは脳の視覚野を活性化させ、右脳の発達を促進します。当教室では、レッスンの最後に必ずイメージトレーニングの時間を設けています。

4. 音読計算を取り入れる

 

計算問題を声に出して読みながら解くことで、聴覚も活用した学習効果が期待できます。特に大人の場合、複数の感覚を使うことで記憶の定着率が高まります。

「3たす4は7」「7ひく2は5」というように、計算過程を声に出しながらそろばんを操作してみましょう。音読することで、計算の流れが明確になり、ミスも減少します。

 

当教室の生徒さんの中には、音読計算を始めてから計算スピードが1.5倍になった方もいらっしゃいます。

 

5. 段階的な難易度設定で挫折を防ぐ

大人の学習では、モチベーション維持が最大の課題です。そのためには、適切な難易度設定が重要になります。

まずは一桁の足し算・引き算から始め、確実に習得できたら二桁、三桁と徐々にステップアップしていきましょう。無理な難易度に挑戦して挫折するより、着実に基礎を固めていく方が長期的には上達が早いのです。

当教室では、生徒さん一人ひとりの習熟度に合わせたカリキュラムを提供しています。特に大人の方には、日常生活で使える計算から始めることで、学習の実用性を実感していただいています。

6. 仲間と一緒に学ぶ環境を作る

一人で黙々と練習を続けるのは、時に孤独で辛いものです。同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションが維持しやすくなります。

当教室では、同年代の生徒さん同士で交流する機会を設けています。お互いの進捗を共有したり、困っていることを相談したりすることで、学習が継続しやすい環境を作っています。

「一人では続かなかったけれど、同じ年代の方と一緒に学ぶことで楽しく続けられています」という声をよくいただきます。

7. 定期的な目標設定と達成感を大切にする

大人の学習では、明確な目標設定と達成感が継続の鍵となります。珠算検定の受験や、「100問を3分以内に解く」など、具体的な目標を設定しましょう。

当教室では、3ヶ月ごとに小さな目標を設定し、達成したらお祝いする習慣があります。この小さな成功体験の積み重ねが、長期的なモチベーション維持につながっています。

 

あなたも自分なりの目標を設定して、達成したら自分へのご褒美を用意してみてはいかがでしょうか？

大人のそろばん初心者におすすめの効果的な練習法

コツを押さえたら、次は具体的な練習法です。当教室で実践している、大人の初心者に特におすすめの練習法をご紹介します。

基礎トレーニング：数字の読み上げと入力

最初に取り組むべきは、数字をそろばんに素早く正確に入力する練習です。1から100までの数字をランダムに読み上げながら、そろばんに入力していきましょう。

この練習は、そろばんの基本操作を身につけるだけでなく、数字とそろばん上の珠の配置の関係を脳に定着させる効果があります。

 

当教室では、初心者の方には最初の1ヶ月間、毎回のレッスンでこの基礎トレーニングを行っています。基礎がしっかりしていると、その後の応用がスムーズになるからです。

どうですか？ 意外とシンプルな練習法ですが、これが上達の近道なんですよ。

リズム練習：メトロノームに合わせた計算

そろばん上達には、一定のリズムで計算する習慣が効果的です。メトロノームアプリなどを使って、一定の間隔で数字を読み上げながら計算してみましょう。

最初はゆっくりとしたテンポから始め、慣れてきたら少しずつスピードを上げていきます。リズムに乗って計算することで、無駄な動きが減り、効率的な指の動かし方が身につきます。

当教室の生徒さんの中には、このリズム練習を始めてから計算ミスが激減した方もいらっしゃいます。リズムを刻むことで、集中力も高まるようです。

実用練習：日常生活での活用

学んだ技術を日常生活で活用することで、学習効果が高まります。スーパーでの買い物の合計金額を暗算したり、家計簿をつける際にそろばんを活用したりしてみましょう。

実際に役立つ場面で使うことで、「そろばんを学ぶ意義」を実感でき、モチベーション維持にもつながります。

当教室の60代の女性は、毎日の買い物でそろばんを使って計算するようになり、「レジで合計金額を言われる前に、ほぼ正確に計算できるようになりました」と喜んでいらっしゃいます。

あなたも日常のちょっとした場面で、そろばんや暗算を活用してみませんか？

脳トレ練習：フラッシュ暗算への挑戦

ある程度基礎が身についたら、フラッシュ暗算に挑戦してみましょう。フラッシュ暗算とは、一瞬だけ表示される数字を頭の中のそろばんで計算する方法です。

この練習は、そろばんの珠を頭の中でイメージする能力を鍛え、右脳の活性化に特に効果があります。認知機能の向上や認知症予防にも役立つと言われています。

当教室では、基礎をマスターした生徒さんには積極的にフラッシュ暗算を取り入れています。「頭の回転が速くなった」「物事を立体的に考えられるようになった」という声をよくいただきます。

大人のそろばん学習で得られる効果と変化

そろばんを継続して学ぶことで、どのような効果や変化が期待できるのでしょうか。当教室の生徒さんの実例を交えてご紹介します。

認知機能の向上と脳の活性化

そろばん学習は、前頭前野を中心とした脳の広範囲を活性化させます。特に珠算式暗算は、頭の中でそろばんの珠をイメージしながら計算するため、視覚野や運動野も同時に働きます。

当教室の70代の男性は、そろばんを始めて1年ほどで「以前より物忘れが減った」「複雑な話も理解しやすくなった」と実感されています。

脳は使えば使うほど発達します。年齢に関係なく、新しいことに挑戦し続けることが、認知機能の維持・向上には大切なのです。

集中力と忍耐力の向上

そろばん学習には、高い集中力と継続する忍耐力が必要です。これらの能力は、練習を重ねるうちに自然と身についていきます。

当教室の50代の女性は、「そろばんを始めてから、長時間集中して作業ができるようになった」「困難なことにも粘り強く取り組めるようになった」と変化を感じていらっしゃいます。

この集中力と忍耐力は、そろばん以外の日常生活や仕事にも良い影響を与えます。一つのことに集中して取り組む習慣が、人生の質を高めてくれるのです。

自信とポジティブな思考の獲得

新しいスキルを習得することは、年齢に関わらず大きな自信につながります。特に「計算が苦手」と思っていた方が、そろばんで計算できるようになると、大きな達成感を得られます。

当教室の60代の生徒さんは、「若い頃から算数が苦手で避けてきたけれど、そろばんなら楽しく学べた」「できないと思っていたことができるようになって、他のことにも挑戦する勇気が出てきた」とおっしゃっています。

自分の可能性を再発見することで、人生に対するポジティブな姿勢が育まれるのです。

あなたも、そろばん学習を通じて新たな自分を発見してみませんか？

まとめ：大人からのそろばん学習は決して遅くない

大人になってからそろばんを始めることに、迷いや不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当教室の経験から言えることは、「始めるのに遅すぎることはない」ということです。

この記事でご紹介した7つのコツと練習法を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。正しい姿勢と指使いを身につけ、毎日短時間でも継続して練習すること。視覚的イメージトレーニングや音読計算を取り入れ、段階的に難易度を上げていくこと。仲間と一緒に学び、定期的な目標設定で達成感を味わうこと。

 

そろばん学習は、計算力向上だけでなく、認知機能の維持・向上、集中力や忍耐力の強化、自信の獲得など、多くの効果をもたらします。特に高齢化社会の今、脳を活性化させる活動として、そろばんは大きな注目を集めています。
ミコノスそろばん教室では、大人の方向けのそろばん教室を開講しています。全珠連検定珠算6段、暗算7段、フラッシュ暗算6段の実力派講師が、一人ひとりに合わせて丁寧に指導いたします。

「実際にどんな感じなのか体験してみたい」という方のために、1日体験レッスンをご用意しています。保土ケ谷駅徒歩3分の便利な立地で、楽しく学べる環境を整えてお待ちしています。新しい挑戦が、あなたの人生をより豊かなものにするお手伝いができれば幸いです。
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