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コラム

左利きの大人もそろばんは問題ない?適応法と成功例


左利きの大人がそろばんを学ぶ際の不安と現実

「左利きだけど、そろばんって右手で珠を弾くものだよね?」

こんな不安を抱えている方は少なくありません。実は、左利きの方がそろばんを始めるとき、多くの方が同じ疑問や不安を感じているのです。当教室にも、左利きの大人の生徒さんが入会を検討される際、必ずと言っていいほど尋ねられる質問です。

結論から言えば、左利きの大人でもそろばんは問題なく学べます。むしろ、脳の活性化という観点からは、より効果的な場合もあるのです。

そろばんは日本の伝統的な計算道具ですが、現代では単なる計算ツールではなく、認知機能向上や脳トレーニングとして注目されています。特に大人になってからの学び直しとして、そろばんを選ぶ方が増えているのです。

でも、左利きの方にとって「右手でそろばんを操作できるだろうか」という不安は当然のこと。そこで今回は、左利きの大人がそろばんを学ぶ際の適応方法や実際の成功例をご紹介します。

 

そろばんと利き手の関係性:科学的視点から

左利きの方がそろばんを学ぶ際に気になるのは、右手で珠を操作することへの適応です。実は、これには脳科学的な観点からも興味深い側面があります。

脳内科医の加藤俊徳先生によれば、右手と左手は脳の反対側の半球によってコントロールされています。右手は左脳、左手は右脳からの指令で動いているのです。そろばんを右手で操作することは、左利きの方の左脳を積極的に使うことになります。

これは単なる不便ではなく、むしろ脳全体をバランスよく使うチャンスになるのです。

左利きでも右手でそろばんを操作することは、脳の新たな神経回路を形成する絶好の機会なのです!

実際、非利き手を使う動作は「脳トレ」として効果的であることが研究で示されています。慣れない手を使うことで、脳は新たな神経経路を形成し、より広い脳領域が活性化されるのです。

ある研究では、非利き手で細かい作業を10日間練習した参加者の90%以上が動作の精度と滑らかさが向上し、その効果は半年後も持続したという結果も出ています。

左利きの大人がそろばんを始める際の適応方法

では、左利きの大人がそろばんを始める際、どのように適応していけばよいのでしょうか。

当教室での経験から、効果的な適応方法をいくつかご紹介します。これらは実際に左利きの生徒さんが成功した方法です。

1. 基本姿勢から始める

まずは、そろばんの正しい持ち方から始めましょう。左手でそろばんを固定し、右手の親指と人差し指(おやゆびとおかあさんゆび)を使って珠を操作します。

最初は違和感があるかもしれませんが、基本姿勢を丁寧に習得することで、その後の上達がスムーズになります。当教室では、一人ひとりの手の大きさや指の長さに合わせた持ち方のアドバイスも行っています。

2. 段階的な練習方法

左利きの方が右手でそろばんを操作するには、段階的な練習が効果的です。

まずは1〜9までの数字を置く練習から始め、慣れてきたら足し算、引き算と進みます。焦らず、自分のペースで進めることが大切です。

当教室の左利きの生徒さんの場合、最初の2週間は基本的な珠の上げ下げだけを練習し、その後少しずつ計算に移行していきました。この段階的なアプローチが、スムーズな上達につながったようです。

何事も基礎が大切です。特に大人になってからの学びでは、焦らず基礎をしっかり固めることで、その後の上達が格段に早くなります。

3. 脳の適応力を信じる

人間の脳は驚くほど適応力があります。左利きの方が右手を使うことに最初は戸惑っても、練習を重ねるうちに脳は新しい動きに適応していきます。

実際、当教室の60代の左利きの生徒さんも、最初は「こんなに難しいものなのか」と感じていましたが、3ヶ月後には基本的な計算がスムーズにできるようになりました。

あなたの脳の適応力を信じて、焦らず継続することが大切です。

どうですか?思ったより挑戦しやすそうだと感じませんか?

左利きの大人のそろばん成功事例

実際に左利きの大人の方がそろばんを習得した例をご紹介します。これらは当教室の実際の生徒さんの事例です。

Aさん(62歳・女性)の場合

Aさんは定年退職後、認知症予防のために何か新しいことを始めたいと当教室に入会されました。左利きで、最初はそろばんの珠を右手で操作することに戸惑いを感じていました。

「最初の1ヶ月は本当に大変でした。指が思うように動かないんです。でも、先生が『焦らなくていいですよ』と言ってくださったので、自分のペースで続けることができました。」

Aさんは3ヶ月目から急に上達し始め、今では珠算検定9級に合格。現在は8級を目指して練習中です。

「左利きだからといって諦めなくて本当に良かったです。むしろ、普段使わない右手を使うことで、脳が活性化されている感じがします。」

Bさん(45歳・男性)の場合

Bさんは仕事での計算速度を上げるためにそろばんを始めました。左利きで、子どもの頃に右利きに矯正された経験があり、そろばんにも不安を感じていました。

「最初は右手で珠を操作することに抵抗がありました。でも、先生のアドバイスで、まずは基本的な姿勢と持ち方をしっかり練習したことで、徐々に慣れてきました。」

Bさんは半年後、職場での経理作業が格段に速くなり、同僚を驚かせたそうです。

Cさん(70歳・男性)の場合

Cさんは認知症予防のために70歳でそろばんを始めました。左利きで、最初は「この歳から右手で細かい作業ができるだろうか」と不安を感じていました。

「若い頃から左利きで生きてきて、今さら右手を使うのは無理だと思っていました。でも、先生が『ゆっくりでいいですよ』と言ってくださったので、挑戦してみることにしたんです。」

Cさんは最初の2ヶ月は基礎練習だけを繰り返し、その後少しずつ計算に移行していきました。1年後には珠算検定10級に合格し、今では趣味として楽しんでいます。

「そろばんを始めてから、日常生活でも細かいことに気が付くようになりました。買い物の計算も以前より速くできるようになり、家族に驚かれています。」

 

左利きだからこそ、右手でそろばんを学ぶことで、より多くの脳領域を活性化させる可能性があるのです。

 

左利きの方がそろばんを学ぶ際の具体的なポイント

左利きの方がそろばんを効果的に学ぶためのポイントをいくつかご紹介します。

これらは当教室での指導経験から導き出した、実践的なアドバイスです。左利きの方が無理なくそろばんを習得するための秘訣といえるでしょう。

1. 適切なそろばんの選び方

左利きの方でも使いやすいそろばんを選ぶことが大切です。

当教室では、トモエそろばん標準タイプ(スタンダード23桁)をおすすめしています。このそろばんは珠の動きがスムーズで、左利きの方でも右手で操作しやすい設計になっています。

特に大人の方は、子ども用より少し大きめの珠のそろばんが操作しやすい傾向があります。珠が大きすぎず小さすぎないものを選ぶと良いでしょう。

2. 効果的な練習方法

左利きの方がそろばんを習得するための効果的な練習方法をご紹介します。

  • 最初の1〜2週間は、数字を置く基本練習に集中する
  • 1日10分でも毎日続けることを心がける
  • 指の動きに集中し、正確さを優先する(速さは後からついてくる)
  • 右手の指の柔軟性を高めるための簡単な指体操を取り入れる

当教室の左利きの生徒さんたちは、この方法で着実に上達されています。

3. 心理的なアプローチ

左利きの方がそろばんを学ぶ際には、技術的な面だけでなく、心理的なアプローチも重要です。

「右手でできるだろうか」という不安や焦りが学習の妨げになることがあります。当教室では、次のような心理的アプローチを大切にしています。

  • 小さな進歩を認め、自信につなげる
  • 他の生徒と比較せず、自分のペースを大切にする
  • 「できない」ではなく「まだできない」という考え方に切り替える
  • 非利き手を使うことで脳が活性化するというポジティブな側面に注目する

このような心理的アプローチが、左利きの方のそろばん学習の成功につながっています。

あなたも、自分のペースで焦らず挑戦してみませんか?

左利きの大人がそろばんで得られる特別なメリット

左利きの方が右手でそろばんを学ぶことには、実は通常以上のメリットがあります。

これは脳科学的な観点からも裏付けられていることなのです。

1. 脳のバランス良い活性化

左利きの方が右手でそろばんを操作することは、普段あまり使わない脳の領域を刺激することになります。

脳内科医の加藤俊徳先生の研究によれば、非利き手を使うことで脳の広い領域が活性化されます。左利きの方が右手でそろばんを操作すると、左脳の運動野や計算に関わる領域が積極的に使われるようになります。

これは認知機能の向上や脳の健康維持に非常に効果的です。特に大人の方にとっては、脳の可塑性(柔軟に変化する能力)を高める良い機会となります。

2. 認知症予防効果の可能性

非利き手を使った学習は、脳に新たな刺激を与えることで認知症予防に役立つ可能性があります。

当教室に通う70代の左利きの生徒さんは、「そろばんを始めてから、日常生活での物忘れが減った気がする」と話されています。もちろん個人差はありますが、新しいことに挑戦し、普段使わない脳の部分を活性化させることは、認知機能の維持向上に良い影響を与えると考えられています。

3. 集中力と忍耐力の向上

左利きの方が右手でそろばんを操作することは、最初は確かに難しく感じるかもしれません。

しかし、その分だけ集中力と忍耐力が鍛えられます。当教室の左利きの生徒さんからは、「そろばんを始めてから、仕事でも長時間集中できるようになった」という声をよく聞きます。

これは、慣れない手で細かい作業を続けることで、脳の注意機能が鍛えられるためと考えられます。

4. 左右脳の連携強化

そろばんの学習は、計算(主に左脳)と空間認知(主に右脳)の両方を使う活動です。

左利きの方が右手でそろばんを操作することで、左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分がより活性化される可能性があります。脳梁は左右の脳をつなぐ神経線維の束で、この部分が発達すると情報処理能力が向上すると言われています。

当教室の経験では、左利きの生徒さんは、最初は苦労されることが多いものの、慣れてくると計算力だけでなく、空間認知能力や問題解決能力も向上する傾向が見られます。

 

左利きの方が右手でそろばんを学ぶことは、一見ハンディに思えるかもしれませんが、実は脳の発達という観点では大きなアドバンテージになり得るのです。

 

 

左利きの大人がそろばんを始める際の実践的アドバイス

最後に、左利きの大人の方がそろばんを始める際の実践的なアドバイスをまとめます。

当教室での指導経験から得た、具体的で実用的なヒントです。

1. 体験授業で実際に試してみる

左利きだからと言って、最初から諦めるのはもったいないことです。

まずは体験授業に参加して、実際にそろばんを触ってみることをおすすめします。当教室では、一日体験レッスンを実施しており、左利きの方にも丁寧に指導しています。

実際に体験してみると、「思ったより難しくない」と感じる方が多いのです。

2. 適切な指導者を選ぶ

左利きの方がそろばんを学ぶ際には、適切な指導者の存在が重要です。

左利きの生徒に指導経験のある先生なら、効果的なアドバイスができます。当教室では、これまで多くの左利きの生徒さんを指導してきた経験があり、一人ひとりに合わせた指導を心がけています。

「左利きだけど大丈夫ですか?」と遠慮なく質問してみることをおすすめします。

3. 継続のコツ

そろばん学習を続けるためのコツをご紹介します。

  • 短時間でも毎日練習する習慣をつける
  • 自分の進歩を記録して、モチベーションを維持する
  • 同じ目標を持つ仲間を見つける
  • 無理をせず、自分のペースで進める

当教室では、生徒さん同士が励まし合える環境づくりも大切にしています。

左利きの方も、右利きの方も、そろばん学習を通じて脳を活性化し、新たな可能性を広げていきましょう。

あなたも、そろばん学習の第一歩を踏み出してみませんか?

まとめ:左利きの大人こそそろばんで脳を活性化しよう

左利きの大人がそろばんを学ぶことは、決して障壁ではありません。むしろ、脳の活性化という観点では、より大きな効果が期待できる可能性があります。

当教室での経験から言えることは、左利きの方も適切な指導と練習方法で、十分にそろばんを習得できるということです。最初は慣れない右手の使用に戸惑うかもしれませんが、それこそが脳に新たな刺激を与え、認知機能の向上につながるのです。

そろばんは単なる計算道具ではなく、脳を鍛え、集中力や記憶力を高める素晴らしいツールです。特に60歳以上の方にとっては、認知症予防にも役立つ可能性があります。

左利きであることを理由に、そろばん学習を諦める必要はまったくありません。むしろ、その特性を活かして、より豊かな脳の発達を促すチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。

ミコノスそろばん教室では、左利きの方も安心して学べる環境を整えています。まずは一日体験レッスンで、そろばんの魅力を実感してみてください。

新しい挑戦が、あなたの脳と人生に新たな輝きをもたらすことを願っています。

詳しくは、大人のそろばん教室の一日体験授業をご覧ください。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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